弊社は、新しいプロジェクトとして、新たに「漫画×大相撲」のコラボレーションを行い『北斗の拳』のケンシロウ、ラオウ、トキを描いた化粧まわしを制作し、第72代横綱稀勢の里関に提供いたします。
稀勢の里関は、大相撲5月場所で横綱として史上初めて漫画キャラクターが三つぞろいで描かれた化粧まわしを着用し、土俵入りをする予定です。
※5月6日に開催予定の「横綱昇進披露宴」にて実物をご覧いただけます。
弊社代表の堀江は、大関時代より稀勢の里関を長く支援しており、かねてより稀勢の里関が横綱になった際には化粧まわしを贈るということをお約束していました。そして、2017年1月場所の優勝決定後、横綱昇進が決まった稀勢の里関は、横綱昇進伝達式後に弊社までお越しくださり、『北斗の拳』よりラオウを選択し、今回の着用に至りました。
稀勢の里関がラオウを選択した理由は、尊敬する師匠先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)の『孤独にならないと強くなれない』という教えと、その教えを愚直に守り、言い訳をせずにここまで孤独に邁進してきた今の自分の姿が、主人公のケンシロウではなく、孤独に戦うラオウに重なったからという考えからきています。
今回の経緯、稀勢の里に対する想いを、堀江は以下のように語っています。
――――化粧まわしを贈ろうと思ったきっかけは?
「『週刊少年ジャンプ』の編集長をやってきて、少年という存在にはお世話になったので、なにか少年に恩返しがしたいと思っていました。今、僕が原作を書いている『いくさの子‐織田三郎信長伝』という作品も、少年に対するオマージュがあります。少年って未熟で有るがゆえに、勇気を持って突き進んでいくところが魅力ですよね。
稀勢の里にも、そういった少年の塊のようなところがあると見ていて、横綱になったらまわしを作ると約束していました。横綱に本当になって「最初に約束したので」と、弊社に最初に来てくださいました。そんな義理堅いところにも、感動しています」
――――稀勢の里のどんなところに少年性を感じているのでしょうか?
「親方の言うことを、かたくなに守ろうとする、無邪気さですね。ケガをしても、ここが自分の見せ場だと思ったら、行ってしまう勇気もある。窮地でこそ、自分を見せる覚悟がある。そういうところが、少年なんだと思います。稀勢の里関は、僕が久しぶりに会った「少年の塊」です。
僕も年を取ったけど、少年のすばらしさに憧れがあります。年を取ると忘れてしまう未熟さ、おろかさこそが、実は未来を開いていく。稀勢の里の少年性に僕は勇気をもらっています。だから彼には、ずっと少年のままの横綱でいてほしいなぁと思っています」
――――漫画を使用した化粧まわしについてはどう考えていますか?
「漫画という素材を選んでくれたことは、本当に名誉です。『北斗の拳』をつけてくれたというよりも、漫画のまわしをつけてくれるということの方がうれしいし、感動です。漫画界を代表して、ありがとうと言いたい気分です。稀勢の里も「みんな驚くだろうな」と思っていて、そんな無邪気ないたずらっぽいところも少年ですよね。この化粧まわしを見て、若い人や子どもたちからも憧れられるような横綱でいてほしいと思っています」
稀勢の里関からもまわしについてのコメントをいただきました。
「化粧まわしを選ぶ際、自分の性格的にはラオウというのがあるのかなと思いました。
孤独で強いってイメージがありますし。
存在感があるし、体もすごい!
力士であればこういう姿になりたいなって思いました。先代の親方(鳴戸親方)からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました。
ラオウの化粧まわしは着けているだけで見えない力が湧いてくるような化粧まわしですので、生で見てほしいなと思います。すごくこだわって作ってもらっているので、ぜひ巡業でも本場所でも足を運んで見に来てほしいです。素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います。とても注目されると思うし、自分が一番楽しみにしています」
相撲に真摯に取り組む稀勢の里関の姿勢は、『漫画にマジメ』をコンセプトに掲げ、漫画を広く世界に広めていきたい、漫画界の発展に貢献したいという弊社の姿勢と通じており、引き続き稀勢の里関を支援して参ります。
2017年初夏にリリース予定の『マンガほっと』は、そんな思いが満載となったマンガアプリです。『北斗の拳』『シティーハンター』等のレジェンド作品をはじめ、稀勢の里応援企画も続々配信予定です。
アプリは5月上旬よりマンガほっとティザーサイトで事前登録の受付を開始しますので、ご期待ください。